今日は株式投資について〜ファンダメンタル編〜
を書きます。
株式投資といってもインデックス投資や個別株、キャピタルやインカムを狙った投資等やり方が様々とあるわけです。今日は株式投資を始めたはいいものの企業の分析ってどうやるの?といった方に向けて決算短信の見方や分析方法等を解説いたしますので見ていってください。
それでは行きます。
株式投資とは
株式投資は、株式市場で企業の株式を購入し、保有することを指します。投資家は企業の株式を購入し、その企業の一部の所有者となります。株式投資の主な目的は、将来の利益を得ることです。投資家は株式の価格が上昇することを期待し、株式を保有している間に株式の価値が上がれば利益を得ることができます。また、一部の株式は配当金を支払うこともあり、これも投資家に収益をもたらす方法の一つです。
株式投資にはリスクが伴います。株式市場は価格の変動が激しいため、株式の価値が下がる可能性もあることに注意が必要です。投資家はリスクを最小限に抑えるために、研究と計画を行い、分散投資を検討することが重要です。株式投資は長期的な視点で行われることが多く、資産の成長や資産運用の一環として行われることがあります。
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まずは企業を分析する(ファンダメンタル)
まずはその企業が投資先として適切なのか分析する必要があります。
まずは業績を見てみましょう。
詳細:クリック
売上高
営業活動の成果(収益)を示す
ユーザに提供した製品・商品・サービスの代価
売上総利益
営業収益を得るために要した費用
販売した製品等の製造原価または商品の仕入れ原価
<粗利(売上高一売上原価)>
販売活動に要した費用
会社全般の業務管理費用、本社経費とも言う
営業利益
営業活動によって得られた利益(企業の本業の盛け)
営業外損益
営業活動以外の活動(資金の運用活動)から生じた利益
預金・貯金等から得られた利息、資金の運用から生じた収益
他社株式を保有し、配当を受けた配当金
有価証券売却益、為替差益
営業活動以外の活動(資金調達)から生じた費用
調達資金(社債・借入金・手形割引等)に対する支払利息
有価証券売却損、為替差損などがある
経常利益
企業の日常の生産・販売活動と営業外活動を合わせた成果即ち企業の現在の実力を示す/
下に示すのは損益計算書を示す画像です。
その企業が四半期にどれだけ稼いだのかを示す値ですので分析するうえでみることは必須です。
例えば、
・売上高は去年より高くても
売上原価が高くなった。
・不適合ばかり流出してしまった。
などの問題点で経常利益が赤字となってしまうといった会社などもあります。
そのほかにも
業績が伸びてると思い購入したが
・土地を売却して一時的に利益が上がった。
なんてこともありえます。
個別株やグロース株を狙う際は
ほかの同業者企業と比較し長期で投資できるのか見定めることが重要です。
しっかり業績の利益の意味を把握しておくことです。
ちなみに、全部決算短信に掲載してあるので確認してみてください。
ここをおさえておこう(ポイント)
まず、最初におさえておくポイントは
粗利率(売上総利益率)・原価率です。
売上総利益とは
売上総利益は企業の基本とも言える「利益」の一つです。
◯売上高ー売上原価=売上総利益(粗利)
売上総利益から人件費などの必要経費も支払われるため
ここが多ければ最終的に残る利益も大きくなるわけです。
売上総利益率を見る
これは会社の収益力を示します。
推移を見たり、同業種と比較するのに適しています。
売上総利益÷売上高×100=売上総利益率
業種 | 売上総利益率平均値 |
建設業 | 23.02% |
製造業 | 21.03% |
卸売業 | 15.23% |
小売業 | 30.92% |
運輸業 | 22.38% |
サービス業 | 39.6% |
不動産業 | 41.96% |
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営業利益率とは
これは会社が本業で儲ける力の指標となります。
つまりこの指標が高ければ高い程企業の商売が
うまくいっているということになります。
逆にこの指数が低いと投資する上で
「大丈夫か?」となるわけです。
営業利益÷売上高×100=営業利益率
営業利益率 | 状態 |
0%以下 | 危険 |
0〜5% | 一般的 |
5〜10% | 優良 |
10%〜 | 超優良 |
業種により、この値は異なるので同業種との比較に使用することで正しく分析することができます。
ここで去年成績が良かった海運3社を比較してみましょう。
このように1つの会社でみるより同業種の3社で比較すると
会社の収益力や儲ける力はどうかの分析ができるかと思います。
是非試してみてください。
財務状況はどうか
企業の財務状況を表すものとして
貸借対照表といったものがあります。
これは会社の財政状態を表す指標です。
財政状態とは企業の資金調達状況とその運用
状況を意味します。
貸借対照表はこのように表されます。
資産の部はプラスの資産
- 流動資産
- 固定資産
- 繰延資産(くりのべしさん)
繰延資産:クリック
会社が支払った費用のうち将来1年にわたって会社に利益をもたらすと考えられる資産/
負債の部はマイナスの資産
- 流動負債
- 固定負債
これはある企業の貸借対照表を示したものです。
スプレットシートで貸借対照表を作成したい
ここでまたまた指標がでてくるわけですが
自己資本比率というものです。
これは会社の安定性を見るための指標であり
50%あれば超優良企業と言われています。
少なくとも30%は確保しておくと良いでしょう。
純資産÷総資本(負債+純資産)×100
=自己資本比率
目安載せておきます。
業種 | 自己資本比率 |
建設 | 40.8% |
製造 | 45.6% |
情報通信 | 55.2% |
運輸 | 35.3% |
卸売 | 38.0% |
小売 | 36.1% |
不動産 | 36.5% |
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まとめ
いかがだったでしょうか?
今日は少し難しかったですよね。
しかし、投資の基本は長期、分散、積立です。
長期で投資していくうえで分析は重要です。
人に進められてや
YouTubuでオススメしていたといった
理由で投資しないようにあくまで自分の
お金なので守るという意味でも知識を
つけておきましょう。
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